〜手洗い・アルコール消毒・マスクのおはなし〜
はじめまして。認知症看護認定看護師の小橋章人と言います。
新型コロナウィルスが蔓延している今は会えませんが、みなさんとおしゃべり出来る日を楽しみにしています。お会いできないため、少しでもみなさんにお役立ち情報をお届けしたいと思い、発行しました。
今回は最近流行っている感染に関して①手洗い、②アルコール消毒、③マスクについてお話をさせていただきます。
【手洗いと新型コロナウィルス】
・15 秒の手洗いでウィルスは1/100 まで減少
・石鹸10秒、流水 15 秒で1/10000 まで減少
【アルコール消毒】
・目立つ汚れがない場合は良い
※手荒れの原因はアルコール消毒ではなく、石鹸・手洗いで油分を落としているから。お肌の水分が減るのが原因になるので、保湿を勧めます。こまめにハンドクリームを!
【マスクをつけない時】
認知症の症状ゆえに、「マスクをつけない」という声を耳にします。
どうしたら良いものか、色々調べたり、当院の感染制御部に相談もしましたが、本人がつけたくないのであれば、難しいという結論になりました。
もちろん、それはご本人にウィルスが移っても良いというわけではなく、無理強いして不快、混乱するのであれば普段している手洗いなど小まめに行うことで予防するのが良いです。
ただし、「マスクなしお断り」というお店もあります。付き添いをされる場合は、「ここは風邪が流行っているからマスクするみたいよ」とやんわり状況を伝えお店の中だけでもマスク着用などできると良いですね。
理想を言えば、近くのスーパーに掛け合ってみる。そうして、町ぐるみで認知症の方が生活できるといいなぁと思います。
長谷川和夫先生も、町ぐるみで認知症の方が生活できることを願っていました。
皆様の地域で良い取り組み、良い案などがあれば、共有し一緒に住みやすい街にしていきましょう。
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